富田林ほっこり会さんの講座「精神疾患を持つ家族とのコミュニケーション~家族が回復の伴走者となるために~」を受講してまいりました。
講師はカウンセリング・ラボSORA 代表 梨谷 美帆先生でした。
先生は元々病院・クリニックで15年も勤務されておられて、障がい者に係る業務以外にもさまざまな方の支援を日々こなされてカウンセリング・ラボSORAを開設されたそうです。
今日はその時に学んだことや感想なども書いてみたいと思います。
・学んだこと
・なぜ精神疾患になるのか?・・・心身に受け止めきれないストレスだけが原因ではないが、それで起こる強い反応などで発病することも多い。
①環境的な要因・・・ストレスを感じる適正な上限と下限の範囲。
②生物学的な要因・・・ストレスの入る器の大きさ
③個人的な要因・・・それぞれの人が持つストレスを処理する働き。
・大切な事
・環境的な要因が大切で人によって範囲の広い方もいてるし狭い方もいてるので、自分で今どれくらいストレスが溜まっているかという視点が大切。
またストレスを感じたら早くに自分で対応を決めておいて処理を促しておく。
(例 銭湯、読書、ビデオ鑑賞、泣くなど自分で決めておくことも大切)
・精神疾患と思考の癖がある。
・その時の状況によって生じた思考からすぐに結果=感情に飛びついてしまう傾向がある。
そういった事は誰に何を言われても考えを変えない事がある。
大切なのは見え方は一つではないので当然結果=感情も決めつけることはないと伝えてあげることも大切。
・自尊心を高める関わり合いについて
・状況や結果の良い面を取り上げてみよう。
・マイナス感情も尊重してみよう。
・達成可能な目標を共有してみよう。
・関わる人が感情的になって手助けしすぎない事も意識しよう。
・一部をまとめてみましたが、大変有意義な時間を提供していただきました。
お題が家族様が基本なので、グループホームの施設関係者としてではなく、もし自分に精神障がい者の身内がいてるとしたらという視点で講座を受けてみました。
でも最後にグループホームの利用者さんに係る相談をしてしまいました。
他の家族様の時間をいただいてありがとうございました。
お話もゆっくりと分かりやすく丁寧に落ち着いたトーンで語っていただけたので、すごく参考になりました。
振り返ってみると自分が利用者さんと話すときは早口になっていないか?感情的な受け答えになっていないか?結果に飛びついて見方が固定的になって決めつけて話してはいないか?など多くの振り返りが出来ました。
梨谷先生、ありがとうございました。