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知ってか知らずか他害行為。

こんにちは。こんばんは。


今回は世話人が受けた他害行為についての受け答えについてお話ししてみたいと思います。



数年前にあったお話ですが、その日には当事者の利用者さん一人と日中支援員がホームにいました。



平日だったのですが、調子が悪かった利用者さんはお部屋でゆっくりしていました。



昼食を提供し、まったりと時間が流れていました14:00頃にお部屋からリビングに降りてきた利用者さんの手にはハサミが握られていました。



支援員は慌てずに「どうしたの。何か気になる事でもあったの?」と少しトーンを落として問いかけました。



「〇〇さん(支援員)、わたし、何か変。」と言ったそうです。



その時にはハサミの刃先が支援員に向いていました。



支援員は「そーなの。・・・もし、お話ししたいことがあるなら〇〇さんが聞くよ。」と言いました。



利用者さんは「あのね。・・・」と言い始めると、支援員から「そしたら、座ってお話聞く前にハサミ渡してくれる?」と言って約1Ⅿ前にいてた利用者さんからそっとハサミを受け取り席に案内したそうです。



これ自体はあってもおかしくないとシチュエーションだと思いますが、「もし」という話をすると危険なことかもしれないです。



なぜ、ハサミを持っていたのか?持っていたとしてもなぜ、刃先が向いていたのか?



根本の疑問はあるものの、支援員が落ち着いて対処してくれたことには感謝したいと思います。



人の感情や気分、性質や特性などはいくらアセスメントや申し送りを受けていても完全にはわかりません。



特に知的、精神状態に特性を持っている利用者さんについてはその場その場での対応が肝心だと思います。



本人さんには他者がどのように受け取るかは大きなウエイトがないと考えています。



ミナオスでは基本的な対応姿勢の中には利用者さんを取り巻く周囲、人物がどのように受け取るかをしっかりと伝えていくというのを取り入れています。



これは家族様や関係機関にもかかわるのですごく時間がかかりますが、必要な事だと思っています。



本人さんに伝わりやすくする事は必須ですが・・・。



これまでもその姿勢を職員に伝えていくにも時間がかかりましたが、今は上手く回っていると思います。



これを見ている方はどのようにされていますか?

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