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情緒的な「いやいや」な時には・・・?

先日の記事にも書きましたが、「〇〇がいやだ」と言われたときにはどのようにされますか?



遠くから落ち着くまで見守りますか?



それとも、しっかりと説得しますか?



どちらも思った通りにはいかないですよね。



僕たちも他の事業所と同じだと思いますが、しばらくは様子を伺います。



説得しても見守っていても、本人がどうしたいかによって変わってきますよね。



健康や他の利用者の行動、考えに制限を加える場合には別ですが、基本本人さんの意思を確認します。



そしてやってみる。



結構それがないと結局思い返して「〇〇してくれなかった。」や「あの時に受けたショックで〇〇だ」となりやすいです。



難しいですよね。



以前支援者機関の集まりで困った事事例の発表会でもありました。



ある支援者さんが「愛が足りないですね。愛で何でも解決できます。」と言っていました。



僕はそうではないです。



時には見て見ぬ振りもします。



こちらから「なぜ、〇〇さんは〇〇なの?」なんて聞いたりはしないようにします。




又は何時間でも話をすれば納得して行動くれる。そんなことはないですし、それで納得するなら情緒的な「いやいや」なんてそもそもないと思います。



でも本当に困ればいろんな職員にでも少しヒントを出してくれる利用者さんが多いと感じています。



そうでないとするならば特段困っていないのかもしれませんね。



もしくは今のタイミングではないのかもしれません。



こちらでは支援者が困っていないのに変にかかわるとリズムを崩しやすい利用者さんが多かったです。



女性の利用者さんだけなので性差はないと思いますが男性もそうなのかはわからないです。



でもなかなか本心を言ってくれない利用者さんの本心を聞くまではすごく時間がかかったりするのでそれこそ"辛抱"が必要だと思います。



一週間も食事をしてくれない方、何日もお風呂に入ってくれない方、いろんな思いの発露はありましたが、支援者側は最初は本当に困りました。



「なぜ〇〇さんは〇〇してくれないの?何か痛い所でもあるの?」など何度も促したり聞いても何も変わりません。



クリニックや病院に相談したりしても、これといった対策は言ってくれなかったですし、必要ないとも言われたこともありました。



今になってわかりますが、その本人さんの思いって支援者が思うほど簡単ではないですしもしかすると簡単なのかもしれません。結局本人さんの思いは本人さんだけのものなのだと思います。



なんだかよくわからなくなってきましたが、僕は待つ支援が大切だと思います。

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