利用者様とご家族の笑顔を支援する
女性専用障がい者グループホーム

ブログ

  • Home
  • 話題
  • 堺市家族SST交流会に参加してきました!8/28(日)

堺市家族SST交流会に参加してきました!8/28(日)

先日の8月28日(日)に堺市綜合福祉会館2Fで行われました堺市家族SST交流会に参加しました。




当日はPM1:00から開始なので結構暑い時間帯からの開始でした。




会場に入ってみると、司会の方は少ない方と言われてましたが、20人程度おられました。




最初に、自己紹介でその後に本日のテーマ「意見を言う」「断り方」のSSTを勉強しました。

今日のアウトプット

  1. 家族さんの苦悩について
  2. テーマについて
  3. 自らの経験からのアウトプット
  4. 感想、自分に何ができるのか。(インプット出来た事など)

最初にあった自己紹介では、住まいの大まかな場所、最近会ったうれしい事、困った事も併せて少しお話ししていきました。




自分は後の方だったので、緊張ーしーでしたが落ち着いて聞けていました。




みなさん、簡単にお話しするのかなと思っていましたが、しっかり最近の困ったお話しを伺えました。




もちろんご子息のお話しを伺う場であり、気持ちを分かち合う場なので当然ですが、皆さん大変お困りのようでした。




金銭問題、引きこもり、コミュニケーションなどそれぞれ難しいですね。




ある方は親のクレジットカードを使ってネットで勝手に購入してしまうお話をどのように解決すればよいかとお話しされている方もいました。




司会の方や役員さんからは「使ったときにメールが届くサービスがある。」「クレジットカードは絶対渡してはダメ、カード情報にも注意しないといけない、なぜなら情報があればネットで何でも購入できる。」「親のパソコンに情報は残してはダメ。」「おこずかいを渡しても増減はダメ、決まった金額のみ渡す方が良い」などなどアドバイスやもっと聞き出すための質問などがありました。




少しお時間を使われましたが、お聞きしていると皆さん頷きながら聞き入っていました。




その後、テーマの勉強が終わった後にグループ分けをして各人で質問や困った事、アドバイス出来る事などミーティングになります。




小グループになると、より家族さんの困った事や嬉しかったこと、この時にはこのように対応しましたなどのお話しが伺えました。




先ほどの金銭問題以外にも、例えばご子息が入院するまでの対応、入院後の対応、その時々の親の気持ち、他にも家庭内暴力の対応、コミュニケーションづくり、他の方からのアドバイスなど皆さん親身というよりも自らの身につまされるようなアドバイスをされていました。





僕の方からも大きなお世話かもと思いましたが、障害福祉サービスを利用する事で何か軽減できるものがあればとの思いから、ほんの少し声掛けさせていただきました。




毎回思いますが、家族さんの苦悩は計り知れないつらさを感じます。

今回のテーマは「意見を言う」「断り方」のSSTです。*SST=ソーシャル・スキル・トレーニング




「意見を言う」「断る」という場面はホームでもあらゆる場面で出てくるので、避ける事は出来ません。




時にはハッキリと言わないと相手はわかりませんが、相手にも正当な本人なりの理由というものがあります。




僕たちも人間ですので、自分の経験をもとについ、利用者さんを説得してわかってもらうという様な事を以前はしていました。




今でも自分の子供達にはしています。




でも、自分の家族間では良くても、ホームではしてはいけない「不適当な対応」になる場面になる事があります。




でも、今回のテーマを以前も同じものを見て支援に取り入れました。




ポイントは相手の意見を聞いている、という姿勢を示す。「聞いてくれた」と相手が思える雰囲気作りをする。穏やかに自分の意見を言う。




ホームでの対応は「まずは聞いてすくい上げる」「褒める」「聞き返す」「質問する」「無下に否定しない」「私はOOと思う。」「以前にあった成長した経験」「相談支援員など関係機関にも相談しましたか?」などを織り交ぜながら、対応するように努めています。




すべてうまくはいきませんが、支援(対応)の柱になっています。



僕は施設関係者、しかも利用者さんとはいえ他人なので金銭問題では「無い袖は振れません。」とはっきり言えます。というよりも本人の為にはっきり言う事に抵抗はありません。




家族さんからしてみると、「もし、変な事を言って暴れたらどうしよう。迷惑をかける前にちょっと聞いてみたほうが・・・」というのが先に思い浮かびます。




そこで思うのは基本当事者さんにいう事が家族さんと我々で大きな違いはあまりないのではないかと思います。




「お金は大事に使う事」「健康第一」「自分も他人も傷つけてはいけない」「毎日のリズムを作りましょう」「決まったスケジュールを崩さないようにしましょう」「お仕事は大事にしましょう」などなど常々声掛けしていきます。




違うのは、語弊があるかもしれませんが「当事者に聞く耳がある状況になっているか」「この人の話を受け止めないと大変になるかもしれないと思っている」かどうかではないかなと思います。




その意味で言うと、僕たちは支援はしますが利用者さんに出来る限り深入りはしません。「かわいそうだから」「職員を気に入ってもらおう」「お願いされたから」「楽しく愉快に仲良くしたい、して欲しいから」「当事者さんが望んでいるから」「疾患が良くなってもらいたい」などなどで対応すると逆に共同生活では他の利用者さんの勘違いや羨望、嫉妬を生んでしまうからです。




僕たちもそれで何度も失敗を繰り返してきました。




その辺りで利用者さんと話をするときに利用者さんも何かを感じるかもしれません。




家族さんにも同じことは出来ませんが、当事者さん以外の家族さんにも思う事や出来ない事、つらいと感じる事はあるという事を当事者さんに伝える必要はあると感じます。




分かっていてもできないのが苦悩なのでしょうね。本当に難しいですね。色んな感情を飲み込んで、その時の当事者さんにあわせていかないといけない所が大変だなと感じてしまいます。


色んな家族さんのお話しやその時の感情、他の方からのアドバイスを伺っているうちに何か僕たちにも出来る事があるのではないかと思う事が増えてきました。




8050問題、特に精神疾患が伺える方の支援についてはいままで考えてきましたが、最近では個別に直接お話しをさせていただいています。




その中で直接、訪問支援(アウトリーチ支援)もできればと思いますが、今は知見?を積み上げているところなのでハッキリ提供できるようになればアウトぷっとしていきたいと思います。




今回のテーマは何回か見ましたが、その都度初心に戻る事が出来ます。




また家族さんのお話を伺う事で、今までにあった困ったことも浮かんでくるので、本当に勉強になります。ありがとうございました。

新着情報