利用者様とご家族の笑顔を支援する
女性専用障がい者グループホーム

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金銭管理についてのお話しです。

このブログを見ると障がい者グループホーム ミナオスでの金銭管理についてお話しさせていただいております。

このブログを見てわかる事。

  • 利用者さんのお金を管理するって好きな事や嗜好がわかってないとできないね。
  • 利用者さんのお金を管理するって言葉の伝わり方を考えないといけないよね。
  • 利用者さんのお金を管理するって利用者さんの本質を理解しないと空回りすることもあるよね。

まず、ミナオスでは『金銭管理』について管理料的なモノはいただいておりません。



ミナオスに見学や体験に来られた方の多くの方が聞かれてくるお話しの中に『金銭管理』があります。



それは当然ですよね。



気になりますよね。



お金(主におこづかいについて)がないと、『物が買えない』『おやつが食べれない』『どこにも行けない』など何もできないですよね。



つまり、『好きなように出来ない』『好きなようにさせてあげれない』となりますよね。



ご本人さんやご両親さんもそのことが心配ですし、管理させていただく側もその部分が難しいと感じています。



他の一般的なグループホームでの金銭管理はご本人の口座管理を指しています。



つまり、ご本人の書類一式(通帳、キャッシュカード、印鑑)をホーム側で管理して利用料やあらかじめ決められたおこづかいを決められた日に渡す事(引き落とす)だけを指します。



でも、利用者さんやご家族さんの求める金銭管理とともにミナオスでの支援も併せると少し違うところが出てきます。



例えばからお話しすると、アセスメントから見た利用者さんの特性に『計算が出来ない』『わがままが出やすい』『お金を使うことが好き』のようなものがあれば、先におこづかいの範囲やお給料の計算、月にどのぐらいの物を購入したいのか?など何にお金をどのくらい使うことが出来るか?を管理者やサビ管を含めて話し合いをします。



これが結構、難しいです。



そんなこと本当にできるの?と言われる方もいました。



もちろん、障害特性によっては全く問題ない方もおられますし、ご家族で決めてこのようにしてくださいとおっしゃる方もいました。



ので、すべての方ではありませんし、出来ている風に言われる方もいました。



携帯電話(スマホ)でのゲームやギガ数なども話し合いますし、UFOキャッチャーの回数も話し合う事もありますし、ガイドヘルパーさんとも行先の話やお昼代まで確認します。



私どもの支援の目的は利用者さんが目的をもって使うお金を前もって決める事が、その方の働く意欲にもつながるので、真剣です。



働いてお金(対価)をいただく、そのお金でご飯を食べてお風呂に入って寝る事が出来る場所で体の疲れをいやす。そして、次の日もお仕事に行く。休日にはしっかりと楽しんで心の疲れを回復し元気になってまた、お仕事をする。



このルーティンワークを体にしみこませていけるように支援することが、まずは支援の柱の大きな一つだとミナオスでは考えています。



もちろん、難しい方もおられますので支援の柱も一つではなく、特性に合わせた形での支援があると思っています。



ただ、そのようなルーティンワークをしようと思えば、利用者さんに伝わる言葉を選ばないといけませんし、性格や嗜好も加味してお伝えするようにしています。



それだけではなく、このブログを見ておられる方に上手く伝わればいいですが、支援しすぎないことも必要になります。



使いすぎたと言われて『いけませんね。』だけではこちらの気持ちが伝わらないですし、『だからどうするの?』という伝え方も必要な事もあります。



出来ないではなく、出来る様になる支援の方法も考えての『金銭管理』と思います。



目的を達成するための支援とできない事を支援する事は利用者さんごとの特性に合わせて本質(訓練してできる様にする事)を見つめていく事がミナオスでは大切な事と考えています。



そして、そのことも踏まえてキーパーソンさんに現状をお伝えしてミナオスと一緒に考えていただき、一緒に対応していただくようにお伝えして利用者さんの今後を見守っていきたいと思っています。

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