7月10日に富田林精神障害者家族会「ほっこり会」の経験交流会に参加させていただきました。
今回は堺SST家族会の会員さん(2名)の経験から大きな学びを得ることが出来ました。
毎回いろいろと勉強になりますが、経験された方のお話しを聞くたびに新たな学びに出会えるのでうれしいです。
お二人とも精神障害をお持ちのお母さんのお話しでした。
お一人は皆さんそうですが、家族思いで芯が強くやり始めたらとことんまでされるような性格をお持ちの優しいお母さんのようでした。
お話しを伺うにつれて想像を超える苦労?を長年頑張っておられました。
僕が得られた思いは家族の中で思い(母親の子供への強い愛情、母親のかたくなな周囲への配慮、恥ずかしい、偏見への恐れなど)を囲い込んで内向きになるのではなく回りの方に現状の想いをさらすことで精神的な健全さを取り戻すことが出来たという事です。
結果、確かに子供さんにかかる家族さんの負担は変わらないかもしれませんが、心の負担はすごく楽になったように感じました。
そして現在は堺SST家族会の世話人として大変活躍されておられます。
もう一人の方も同じように娘さんが発病してから何とかしないといけないと思うも周囲の方に自分の苦しみを誰にも話せない中、病状の対応に追われていたそうです。
その中で精神障害者家族会と出会う事で安心して話せる場を見つけて少し心のゆとりを足り戻せたそうです。
そうする中で次第に「ありがとう」と言えるようになったそうです。
その後、いろいろな経験や色んな気づきから家族だけで頑張らずに色んな繋がりを得ることで元気になり、自身の人生を楽しんでいけるようになりましょうとお話ししていただけました。
そしてその思いから長年家族会活動を現在も継続されておられるとの事でした。
僕自身も障害福祉に関わらせていただいてからまだまだそこまでの時間は経ていませんが、確かにつらいと感じる事があります。
でも家族様の経験を聞くともっと頑張っていきたいと、そして元気をいただいたような感じになりました。
その後、質問コーナーとなり他の家族さまよりご質問をされ、前述のお二方がいろいろお答えされました。
お話しを伺っていると質問されておられる方も大変ご苦労されているようでした。
前述のお二方からは、病院への受診、信頼できる医師の見分け方、訪問看護の受診の勧め、そしてご両親様の本人様への対応の変化の促しとご両親様自身がストレスをなるべく抱えないように上手にストレス発散のアドバイスをされていました。
やはり実際に今も経験されている方からのアドバイスは聞いていた僕にも響きました。
また色んな気づきを得たいと思いました。