利用者様とご家族の笑顔を支援する
女性専用障がい者グループホーム
女性専用障がい者
グループホーム

ブログ

  • Home
  • 話題
  • 阪本病院 家族SST交流会に参加してきました!9/15(木)

阪本病院 家族SST交流会に参加してきました!9/15(木)

9/15(木)に東大阪市の精神障害者の家族会「阪本病院 家族SST交流会」に参加してきました!




今回も東大阪市西上小坂の阪本病院のミーティングルームで行われました。




今回のテーマは「統合失調症の治療と支援について」を学びました。

今回の学び
 ・治療の基本から向精神薬について
 ・入院のタイミングについて
 ・入院せずに暮らすには


統合失調症を大雑把にお話しすると、様々な経験からストレス過敏等となったことで起こる脳をはじめとした神経系の働きの不調で慢性的な疾患です。




ただ、今回だけでなく学ぶことは統合失調症を始めとした疾患に対する様々な対応なども含めた学びなので、家族様だけでなく支援関係者も大変勉強になるのではないでしょうか。




今回はミナオスからは僕だけの参加で、支援者という立場からなので家族様からさまざまな悩みのシチュエーションを伺うと受け取る感情は家族様とはまた違ったものになりますが、大変勉強になります。

世話役司会の方から開会のあいさつからは始まり、テキストを参考に会員の方全員で読み進めていき、その内容をそれぞれ取り込んでいきました。




読み進めていくうちに、ホームでも自分が出来ているのかと思えることも多々ありました。




例えば「その人のいない所でその人の事を決めない。」「本人を交えてともに相談しながら方針を決めるという姿勢が本人の"自分の考えを言葉にする"力を高めます。」という言葉です。




分かっている事でそのように進めて言っているつもりでも、出来ているかなと考えてしまいました。




"入院治療について"や"お薬について"も学びました。




その中でも医師とのかかわり方についてのお話しの中で、僕たち支援する立場でも医師には大きな配慮をする場面があります。




例えば、頓服やお薬を出していただきたい場面で医師から拒否されるとホームでの支援に係るので配慮が必要になります。




役員の方から医師とのコミュニケーションは必要不可欠なので本人と医師のコミュニケーションにだけに家族は任せずに家族からも積極的にメモを本人から医師の渡す、又直接医師に郵送するのも良い方法です。とアドバイスいただきました。




確かに僕たちも本人や医師にはしっかりとコミュニケーションをとっているつもりですが、遠慮や配慮しすぎはないかと思いました。




入院のタイミングについてでは任意入院や措置入院について以外にもメリットやデメリットなどを学びました。




その時に教えていただいたのは、入院が基本3か月クールなのは、治療、経過観察だけでなく本人に対しての教育がセットになっていることがなるほどと思いました。




その時に意見を求められた家族様からの話では、体験談として家族が最初に医師から入院の勧めがあったときには全く受け入れる事が出来なかったそうです。




それほどの状態に本人がなっているという判断を持つことが出来ず、本人の性格や対人関係のストレスで少しおかしくなっていると思っていて普通と思っていたそうです。




なぜそのように思ったかと言うと、精神病院に対する偏見や体裁を整えようとする気持ち、家族に対する罪悪感などがあった。




でもその時に医師から「本人さんを早く楽にさせてあげましょう。」と言われ戸惑ったがその通りにした。でも今は本当に感謝しているとの事でした。




入院せずに暮らすにはという単元では訪問支援の活用との事で訪問看護のお話を伺いました。




本人が家族様とだけでの生活は互いに煮詰まってしまって消耗しきってしまう。




その時には人と繋がる第一歩として訪問看護を活用し、メリットとして本人が看護師からしっかりと話を聞いてもらい、肯定されることで煮詰まった家族との関係から徐々にリセットするチャンスが得られるとの事を伺いました。




最後にそれぞれの方から感想を伺うところでは、それぞれの思いを聞きました。




ある家族様からは「関係機関とのつながり方を聞きたい。」や「良い訪問看護とは」などを伺いました。




僕の方からは今回の感想やもう少し深く知りたい事等を話した際に少し支援者の立場から感想を言いました。




僕としては反省しきりになってしまいました。




家族会で家族様が思いを話し合い、理解を深めていく場なのに家族様がご自身の家族の事を心配する気持ちは当然で理解しているつもりだったのに、「家族様が当事者さんに集中しすぎて視野が狭くなっているように感じてしまいます。」と言ってしまいました。




司会の世話役さんからは、思ったことを言ってもらえて視点を変えてみるきっかけにもなると言ってもらえましたが、隣に座っていた家族様からは「そうですか、狭くなっていますか?」と話しかけていただけました。




その時にはっとして、自分の言った事が支援者どうしのように前提を抜かしていることに気づきましたが、遅かったようでした。




前提としてはホームで過ごす利用者さんは家族さんが思った以上にしっかりと頑張っている方や思ったことをできる方がいます。また適切な支援でそのように出来る様に感じている方もいます。




結局、いろんな特性があっても当事者さんは主体的に自分の人生を頑張って過ごしていこうと思っている方がいるという事が前提で、家族様が愛情をもって接する事が互いにつらくなっていってほしくないなと、あまりうまく言えていないかもですがそのように思っています。




出来ればまた次回も参加して気づきや振り返りが出来る様にしたいと思います。

新着情報