こんにちは。こんばんわ。ミナオスです。
今回も利用者さんが思っているであろう困りごとについてどのような対応をミナオスがしているかお話ししていこうと思います。
【ルールは守らないといけないんだろうか?】
このように言われたことははっきり言ってないです。
でも、例えば「お風呂に入らない。」「歯を磨きたくない。」「頭を洗いたくない。」と言った個別の悩みはよく聞きます。
その時にはこのように言って利用者さんにお話ししています。
「(利用者の〇〇さん、あなたにとって)明日の為にも今はそうした方がいいのでは?」
大体このようなトーンのお話で最初はアプローチしていくことが多いです。
そうですよね。その考え方は前のブログでも書きましたが、「ルーティンを変えるのは得策ではない、リズムが狂うと大変なことになるのでは?」と職員は思ってしまいます。
職員さんは「あなたにとって良くないと私はそのように思うんだ。」とは言わずに上に書いてあることを利用者さんに言ってしまいます。
ん?、なんか引っかかっていますよね。
言っていることは理解できますが、「それって職員さんが勝手に思っていることだよね。」と思いましたか?
そうなんです。
「お風呂に入りたくない。」「歯を磨きたくない。」「頭を洗いたくない」などの訴には直接の返答にはなっていないと思って、職員さんは私を制限していると思っていませんか?
でも、そんな事はミナオスの職員さんは思ってないんです。
今までの経験上、会話の中に主語をあまり必要としない日本語ではそのような会話になりがちなんです。
ミナオスでは利用者さんに話すときには「(職員の)私は〇〇と思うんだ。」と言います。
それがよい答えとも悪い答えとも言いません。
「(利用者さん)〇〇さん、あなたの思った事ならそれでいいと思うんだ。」と思っているだけです。
だから、敵味方とか何を言ってもわかってくれないと言った捉え方にはなってほしくないなと思っています。
ミナオスでは、「待つ支援」というものを根底に置いた考えで基本的には対応しています。
もう少しいろいろとお話ししたいのであきらめずにお話ししていきませんか?
*数えきれない障害特性のある利用者さんのある一面を取り出した会話なので「すべての事を認めている、何をしてもいいんだ。」と言った事ではありません。障害福祉サービスの共同生活援助、利用者さんそれぞれへの適切な支援方法と言った前提がある事なのでご了承くださいます様よろしくお願い申し上げます。